【R4年度助成金】65歳超・働き方改革推進・人材確保・両立支援助成金の来年度動向

【R4年度助成金】65歳超・働き方改革推進・人材確保・両立支援助成金の来年度動向

皆さまこんにちは!
船井総合研究所 社労士グループの岩本です。

昨年12月24日に「令和4年度厚生労働省予算案の概要」が公表され
いくつかの定番助成金の来年度情報が出てきています。

本メルマガでは、
助成金に強い公的制度支援研究会会員事務所の中で人気の高い

・65歳超雇用推進助成金
・働き方改革推進支援助成金
・人材確保等支援助成金
・両立支援等助成金

の、4つの助成金の来年度動向を見ていきます。
※予算「案」時点の内容に基づいて執筆しています

① 「65歳超雇用推進助成金」は助成金額の引き下げ

令和3年度は定年の70歳以上への引き上げまたは定年廃止で120万円受給できました。
高額な受給額になるため多くの企業で活用が進んだ人気助成金のひとつです。

▼R4年度はここが変わる
・全体の予算は44億円から39億円に引き下げ
・65歳超継続雇用促進コースは対象者の人数が細分化され受給金額に細かく天井が設けられた
・高年齢者無期雇用転換コースは現状変更なし(50歳以上の有期契約労働者の無期転換で48万円・上限10人まで)

▼詳しくはこちら
https://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/22syokanyosan/dl/02-05.pdf
→52ページ

② 働き方改革推進支援助成金は予算増

厚生労働省系助成金で数少ない「設備投資」に使える助成金として、大変人気の制度です。
令和4年度予算案にも記載があるため制度自体は残りそうですが、詳細はまだわかりません。

▼R4年度はここが変わる
・予算案時点で「働き方改革推進支援助成金」の記載があり、存在は内定
・予算は49億円から54億円に増額(+10%増)
・現時点ではコース内容・制度内容はR3年度から変更がない

▼詳しくはこちら
https://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/22syokanyosan/dl/02-05.pdf
→92ページ

③ 「人材確保等支援助成金」は一部コースが休止

前回のメルマガでもお伝えしましたが、
1月下旬に人材確保等支援助成金の一部のコースが令和4年3月31日で休止予定(廃止ではなく休止)との更新がされています。

・人材確保等支援助成金(雇用管理制度助成コース)
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000883531.pdf

・人材確保等支援助成金(人事評価改善等助成コース)
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000883532.pdf

こちらの2つです。
前者は、一部の先生に人気の助成金でしたので、残念です。
これらは提案可能なお客様へは早めにご案内いただくのが良さそうですね。

④ 「両立支援等助成金」は予算微減・受給額一部減額

2022年は改正育児介護休業法が施行されますが、
子育てパパ向けの助成金はR4年度も存続予定です。

▼R4年度はここが変わる
・予算は119億円から106億円へ
・出生時両立支援コース(子育てパパ支援助成金)の受給要件が「第1種」「第2種」に分割
・男性の育児休業取得は20万円(昨年は57万円)

▼詳しくはこちら
https://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/22syokanyosan/dl/02-05.pdf
→40ページ

【無料ご招待】社労士事務所様向け「助成金・補助金特化の研究会」

https://www.funaisoken.co.jp/study/065397

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【執筆者:船井総研 岩本 和真】

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