即戦力採用!社労士事務所が取り入れているユニークな採用手法事例
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みなさんの事務所では人材の採用をする際にどのような選考活動を行っていますか?一般的な手法は、①書類選考、②複数回の面接、③適性検査 といったものが挙げられるかと思います。
これらの選考はほとんどの企業が必ずと言っていいほど実施していることですので、いわゆる王道なパターンです。しかし、この先行手法を取り入れている事務所からは次のような相談を受けることが増えてきています。
それは、「即戦力を見極める方法が分からない」「採用したが実際は期待はずれだった」といった選考時におけるミスマッチの相談です。一般的な選考過程においては本人の能力や適性を見極めることが困難という現実があり、面接時に本人が伝えた力と事務所側が期待する力にギャップが生じているために、最終的には離職といった結末になることも多々あります。
今回は私が見てきた幾つかの事例を基に、能力面でのミスマッチを最小限にするための選考手法をご紹介します!
① 作文試験
これは簡単に言えば文章力を推し量るために「作文」を書いていただくものです。社労士事務所にとって文章で物事を表現する力は必須にもなり、例え事務職の方であっても最低限の文章構成力が必要になります。作文のテーマは事務所独自に設定頂きますが、例として「あなたにとって仕事とはどのようなものですか?」というテーマに沿って200~400字でまとめてもらいます。
この作文からは文章を構成する力だけでなく誤字脱字の頻出度合い、そして本人の職業観を見ることが出来ます。この内容を一つの選考材料として仕事にかける想いやミスの頻出度などを確認し、実際に社労士事務所で働いた時のイメージを事務所側で確認することが出来ます。
② PC操作試験
社労士事務所ではパソコンを使用した業務が大半を占めます。全くパソコンが使えない方よりもある程度スキルのある方に入っていただいた方が即戦力になります。そのため、実技試験として実際に事務所で使っている書類を作成する試験を行って頂きます。
助成金であれば申請書類の該当箇所にデータを入力するもの、障害年金であれば申立書類にヒアリング項目を転記していくものと言うように通常業務で行っている事務業務を「体験」という形式で行います。
これは、事務所側としては出来上がった資料の内容だけでなく実際にパソコンを操作している様子を周りから確認することで、どのくらいのスピード感で操作できているかを見ることが出来るといったメリットもあります。また、応募者側からすると、社労士事務所の仕事体験をすることが出来るので、働いた際の業務イメージをこの場で持つことも可能です。
今回は2つの事例を紹介させていただきました。この他にも工夫された選考活動を実施し、即戦力人材を見極めて採用に成功されている事務所が全国にたくさんあります。
まずは現状の選考活動がどのように進められているのかを再度確認した上で、よりいい人材を採用するためのヒントにして頂ければと思います。
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