SATOグループ代表・佐藤良雄氏が教える経営者の成長に必要な10個の決まり
いつもありがとうございます。
船井総合研究所の佐藤です。
本日は、グループの従業員総数1400人超え、国内最大の社労士法人、行政書士法人、人材紹介・派遣、給与計算のBPO企業のSATOグループの代表・佐藤良雄氏に船井総研の経営者合宿で講演いただいた「自分の成長こそ経営」で、参加者から特に反響を集めた「経営者の成長に必要な10個の決まり」についてご紹介します。
2021年、事務所だけでなく自分自身も飛躍的に成長できる年にしたいとお考えの社労士事務所経営者様にはぜひ読んでいただきたい内容です!
人の成長なくして士業事務所は成長できない
多くの士業事務所の仕事は、もの売りではなく、自分もしくは従業員の能力をベースに、お客様から評価と対価を得る仕事をしています。商品が優秀だ、他より美味しい、性能が良いなどといったことは一切介在せず、働いている従業員の能力でお客様の信頼を勝ち得て、ご報酬をいただくビジネスだからこそ、人の成長が鍵になります。
組織や職員の成長のためには、まず経営者自信が人よりも早く成長して大きな器を身につけながらビジネスを拡大していくことが大切なのだと佐藤氏はいいます。
経営者の成長に必要な10個の決まり
佐藤氏は、「時間の使い方」に着目し、自らの成長のために10個の決まりを実践されてきました。。
①1日4時間睡眠
これは最初から決めた決まりではなく、必要不可欠なことに時間を割り当てていくと4時間しか残っていなかったそうです。
55歳までは1日4時間睡眠を実行しましたが、長い時間仕事をしてきた中でいろいろな経験を積んだり、多くの人と会うことに非常に役立ったと言います。
②テレビを見ない
みんなが知っていることを、知っている必要はありません。経営者は、自分にしかできないことや自分しか知らないことが価値になります。テレビなどみんなが知っていることを自分も知っていることは、経営者にとって価値がないと語っています。
③トイレでの反省
松下幸之助さんの著書の中で、「経営者になったら寝床に着いたらすぐ寝てはいけない。しばらくはその日にあった出来事を思い出しなさい」、そして「あのときにこうすればよかった。こう言っておけばよかったということを夜寝る前に見直しなさい」とあります。
睡眠時間は限られているため、その代わりにトイレでの時間を活用することにしたそうです。その何十秒で、この時間帯に直前でやっていたことを反省するのです。
「こんな話をしなければよかった」「この人にはこんな話を次にしよう」ということをトイレに行ったときに見直すことが、自分の時間の質を上げていると言います。
④社長としか会わない
地方の社長はすべての物事を自分で決めます。どの行政書士に自分の新しい会社の設立を頼むか、誰を呼んで相談をするかを決めるのは地方都市では中小企業の経営者だけです。そのため、それ以外の人と会っても何も成果を得られないと言います。
そのため、自分の仕事を伸ばすために「意思決定権がない人と会わない」と決めているそうです。
それによって、時間の質は限りなく上がっていると言います。
⑤誘われない仕組みづくり
自分の時間を有効に使うためには、時間を自分のものにすることが重要だと言います。例えば、他人に誘われたり、付き合って遊ぶことなどの時間は他人の時間です。そのため、誰を今度の日曜日のゴルフに誘うのに相応しいか。誰を来週の夕食に誘うか。誰が自分にとって優先順位が高いかを判断していかなければならないそうです。 既存でメンテナンスをしなければならないお客様、これからお客様にしたい人たち、会ってみたい人、ロールモデルの人たち、こういう人たちとの時間を作っていくことを一生懸命に取り組んだと言います。
⑥日曜日にしかゴルフをしない
平日に遊びや旅行に行くことも含めて、従業員が仕事をしている時間は従業員と私の共有の時間だということに徹することにしているそうです。 ゴルフは、楽しみたい、営業に使いたい、知識教養を深めたいそれぞれのテーマでメンバーを決めることが重要で、そうした意識してが経営者としての力量に差を付けると言います。
⑦経営の勉強を続けること
これはずっと続けなければならないそうです。
⑧経営者との人脈構築を怠らないこと
今すぐ自分の仕事に結びつく人たちだけではなく、もう二度と仕事の縁はないだろうなという人たちとも多くの縁を繋ぐことを心がけていたそうです。 経営や人生の中で出てきた壁を打ち破ったり、よじ登ったりするときに助けになるのは仕事関係の人たちだけではありません。 それ以外の人たちの力を借りる。または今まで進出していない分野へ仕事で進出したいときにそういう人たちの情報や人脈を活用しなければ、そこにたどり着けないことが、長い経営者人生の中ではよくあったと言います。
⑨ロールモデル
経営者としての見本またはあるべき姿であるロールモデルは自然に見つかることもありますが、意識して見つけることも必要だと言います。「こんな人になりたい」「この人のここが素晴らしいのでここをまねしたい」というような経営者に追いつき、追い越すというマインドことが、経営者が自己成長する最大のポイントの1つなのです。
⑩どんなことにもチャレンジする
経営者はチャレンジしなければならないと言います。そして、失敗をすることも経営者の役目です。従業員に失敗をさせるのではなく、失敗するようなリスクがあるものは、自分でやる気概と実行力が必要だと言います。失敗したことは成功したことよりも多いが、リスクを負うのは経営者の役目で、それを楽しんでやらないと経営も人生も面白くはなく、どんなことにも挑戦し続ける意欲と体力を維持することは自分の成長に不可欠だそうです。そして、 いつも実行している自分を自身に見せることが大事なのです。
いかがでしたでしょうか?
「とても全部やりきれない!」と感じた方も当然いらっしゃると思います。
全てこの通りに実施することが皆様にとっての最適解ではありません。しかし、自分自身が成長していく決まりを持っておくということは、大切です。
まずは今年1年間、上記の10個の決まりの中から、必要性を感じ、且つ実行できそうなものを1つでも選んで、やってみるというのはいかがでしょうか?
2022年は、皆様と皆様の事務所がさらに飛躍できる年になるよう、心より応援しております!
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【執筆者:佐藤百華】