2016年上半期社労士業界で注目された助成金
社労士事務所コンサルティングチーム 沖山 佑樹(おきやま ゆうき)
弊社では、主催する社労士事務所研究会の会員様限定の特典で、
30分コンサルティングというものを実施しています。
ここでは、2016年このコンサルティングで今年最も多かった助成金についてご紹介致します。
まず、助成金が注目を浴びた理由は、以前ご紹介しておりますので割愛します。
提案商品(助成金)の絞込み(ご覧になっていない方は、是非!)
https://samurai271.funaisoken.co.jp/2016/05/post-75.html
なんと言っても、2016年4月より社労士事務所を賑わせたのは、
介護離職防止施策実施で60万円受給可能である介護支援取組助成金の創設でした。
この助成金に関するお問合せは、非常に多かったです。
我々がご紹介していた成功事例のポイントをお伝えします。
(1)まずは、自社(難しい場合は、顧問先1社)で申請してみて、
必要書類や労働局での確認事項をおさえる
(2)顧問先のリストからアタック先をピックアップして、「商品化」して提案
「商品化」の詳細:業績アップにつなげるための「商品化」
https://samurai271.funaisoken.co.jp/2016/03/index_4.html
(3)助成金担当・チームを編成して業務管理体制(助成金の一元管理)
(4)助成金商品のご提案から契約、申請までスキームが完成したら
新規顧問獲得の「フック商品」へ
(5)セミナー、HPやアライアンス先と助成金の情報発信強化
こうしたプロセスを経て、戦略的に助成金を提案することで、
よく頂くリスクのご相談などは解決していくことが出来、
顧問先様へも満足のいくサービス提供が実現できます。
逆によくある失敗事例で言うと、「良い話聞いた!早速明日新規の面談があるから提案してみよう」
という形で、関係性の出来ていないお客様への提案によりトラブルになることです。
今年で言うと、介護支援取組助成金の要領変更の公表がああって、
1週間以内での申請も迫られた事務所様も多かったようです。
介護支援取組助成金の見直しについて
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/kaigo-henkou_3.pdf
こうした情報をキャッチする事務所体制を維持するためにも、
案件数を増やして、安定した組織を目指していければと思います。
沖山 佑樹(おきやま ゆうき)