【必見】簡単に取り組める!労務監査コンサルティングの商品づくり
「スタッフでも対応可能」なコンサルティング商品を取り扱いたい事務所は多いのではないでしょうか。今回は、社会保険労務士法人クラシコ様から、今の事務所リソースでもすぐにでき、顧問先からの満足度が高くなり、追加の依頼も発生する「労務監査コンサルティング」の具体的手法と事例をご紹介します。
これからの社労士選びの基準とは
社会保険労務士法人クラシコ様は、社労士を選ぶ基準は「スキルの高さ」と「人柄」だと言います。給与計算や助成金申請などの代行・アウトソーシング業務といった経営スタイルで10年後やっていけるだろうか?10年後を考えたことをきっかけに「労務監査」を開発されたそうです。労務監査は専門知識と関係構築ができるコンサルツールで、お客様と接触する機会も増やすことができます。
効果的な労務監査のコンテンツ作り
労務監査の大きな流れは、以下の4つになります。
①労務監査の提案・申し込み
②事前準備書類・自主点検アンケート
③実地監査
④監査報告
中でも監査コンテンツで重要な部分は、「労務監査シートの作成」です。
それでは、どのようにコンテンツを創れば良いのでしょうか?
ポイントは
・事務所の職員の方々でも対応できること
・項目数を絞ること
です。
まず、目的から逆算し、労務監査に必要な項目を決めます。目的は自社ができるスキルから「なんのため?何をゴールに?」を決めるのです。
そして、専門性と営業戦略の2軸から、どのような結果を狙い、事務所としてどのような専門的スキルを活かせるのかを検討します。
クラシコさんの場合は、保全力強化・顧問料値上げを狙い、行政調査対応・労働環境整備に対応することを目的としています。
実際の項目は、①労務管理②労働時間③社会保険等④賃金計算⑤安全衛生・他の5分野各4項目で合計20項目です。
項目は事務所ごとに違っていても問題ありません。例えば、コンサル案件を獲得したいと考えた場合、人事評価制度など案件になりやすい分野の項目を追加することが効果的です。 難しすぎたり、多すぎてはやりきれなくなってしまいます。職員の方が取り組めるよう、目的に合わせて項目を絞りましょう。
次にそれぞれの項目をどのように評価しているのでしょうか?
評価にも社労士としての専門性や人柄を活かすためのポイントがあります。
それは、まず・・・
評価はA・B・C・Dの4段階で、偶数にすることで平均評価を避ける狙いがあります。また、20項目全てA評価のみ基準を設定しているのです。
B以下の詳細は基準を定めず、監査人の定性評価を採用することで、より深い質問を投げかけ、関係性を深めるきっかけを創出しています。
実地監査では社労士としての専門スキルや人柄をアピールする場です。このような機会が人材育成にもつながっているそうです。
顧客の成功へ導く監査の進め方
経営者は、単純な行政調査対応の予防だけでは前向きにはなれません。
そのため、衛生要因となる項目(労務)を網羅的にチェックすることで、採用力・定着率を高めた企業づくりの足場固めの支援をします。
【衛生要因】「不満足にかかわる要因」
・会社の方針や管理
・上司との関係性
・労働条件・給与
・法令遵守
・対人関係
また、監査人としての姿勢も重要なポイントです。
会社の成長のご支援をするという姿勢で、目的を明確に伝え、協力を得られるようにしましょう。
具体的には、
・中立的な立場として、働く従業員と今後採用される従業員の立場に立つこと
・法令遵守だけを押し付けないようにすること です。
曖昧な表現ではなく、時に相手を疑う姿勢で確実な改善につながるよう務めることが大切です。
労務管理の状態が見える化することで具体的なアクションと意識の変化につながります。
これらについて、まとめたものを動画でもご紹介しています。動画ではさらに労務監査の提案からクロージングまでを行うにあたっての詳細なポイントをお話頂いております。これから労務監査を実施していきたい、労務監査のコンテンツ作りにお悩みの事務所様は是非ご覧ください!
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