社労士業界の未来予想図
社労士事務所経営コンサルタント 村上 勝彦 (ムラカミ カツヒコ)
こんにちは!
船井総合研究所 村上勝彦です。
6月末にフィンランド、エストニアに視察に行ってきました。
いずれもITを強化し国全体で生産性の向上を図っているIT先進国です。
エストニアに至っては「税理士がいなくなった国」とも言われるほど、
電子政府が発展しておりこれから本格的なマイナンバー時代を迎える
日本の近未来図のひとつと言えるマイナンバー先進国です。
おそらく日本人でエストニアの電子政府の詳細を実際に見てきた人は
殆どいないと思いますし、まして士業という業界にフォーカスを合わせて
政府や企業視察をしてきたコンサルタントはいないでしょう。
そんな理由からか最近これからの士業(社労士)業界はどうなると思いますか?
という壮大な(笑)質問を受けることが多いです。
詳細は順次情報発信をして行きたいと思いますが、間違いなく言えることがあります。
それは士業はこれから2~3年で大激動の時代に入るということです。
変に煽っても仕方ないのですが、実際にエストニアに行ってみて実感するのは、
世の中は常に変化をしているし、
IT技術はその変化のスピードを劇的に変える力があるということです。
日本では制度上の問題や、既得権益での問題もあり、
なかなか構造改革が進みにくい環境にあります。
ただ、進みにくい環境の中であっても、結局はエンドユーザーの
便利な方向に世の中は変わっていくのです。
既得権益にしがみ付いたり、自分のやり方に固執し時代のニーズから
目を背けることは、結局時代に抗うことになり、
大きな労力の割には十分な結果を得ることはできません。
川の流れに逆らって一生懸命泳ぐようなものです。
その時代の流れこそ、まさしく時流。
船井流経営法の柱である「時流適応」と言う言葉が、
これからの士業にはとてもとても重要なキーワードになります。
今後、エストニアを通じて見えてきた「士業(社労士)業界の近未来」に
ついて発信をしていきますので、楽しみにしていてください。
村上 勝彦
(ムラカミ カツヒコ)