助成金を活用し社労士事務所が業績アップする方法
「お客様の集客に困っている」、「何か新しいサービスをはじめたい」「今年か助成金の受給要件が厳格したけどどう対応すればいいのか」などそんな不安を抱えている社労士の方が多くいらっしゃるかと思います。
その悩みを解決するために、社労士の方々のお客様にあたる会社について考えてみますと、昨今世間で騒がれている「働き方改革」ニーズがあるのではないかと思います。
働き方改革とは、1人あたりの生産性向上のため、従業員の勤務時間や働き方の見直しがなされているものです。しかし、急に労働時間の短縮や大幅な働き方の変更は厳しいものです。
そこで社労士の皆様におすすめするのが、この「働き方改革」にからめた助成金の活用です。働き方改革がうまくできない新規のお客様からのニーズもあり、顧問先の労働環境改善にも使える助成金なので社労士事務所の業績UP間違いなしです！
今回は、この助成金をどう上手く活用し業績をあげるのかについて書かせていただきます。
INDEX
●助成金を上手く活用している社労士事務所のビジネスモデル
●厳格化した助成金受給要件への対応
●助成金の成功事例
●まとめ
■助成金を上手く活用している事務所のビジネスモデル
・助成金をどのように活用して業績UPにつなげるのか
まずは、助成金を上手く活用している事務所がどのように助成金を活用して業績を上げているのか、そのビジネスモデルについて書いていきたいと思います。
結論から言いますと、助成金を入口商品にして就業規則、顧問契約をセットで依頼を受けるのです。
助成金は、会社に実際にお金が入り、労働環境の改善などにもつながりとにかくメリットが多いため、商品力の高いサービスが提供できております。そのため、助成金を入り口にすることで新規開拓がしやすくなり、顧問契約につながる可能性のある会社数を最大化することができます。そこから、就業規則や顧問契約もセットで売る流れがスムーズになります。
■厳格化した助成金受給要件への対応
・―今年度から助成金の要件が厳格化したけど、どうすればいいのか。
今年度から助成金の受給要件の厳格化に伴い、
「助成金が法改正になっているが、新しい助成金について情報収集できていない」
「顧問先様から助成金を提案してほしいと言われているが、どう提案したらよいかわからない」などの声をお聞きします。
そこで、おすすめするのが働き方改革×助成金でセットに提案することです。
主に使う助成金は以下３つです
①人材確保等支援助成金 働き方改革支援コース
当該助成金は、雇い入れた労働者１人当たり60万円短時間労働者の場合は、40万円）が助成されるというものであり、採用コストが増加する会社にとっては、活用していきたい助成金制度です。また当該助成金は、時間外労働等改善助成金（時間外労働上限設定コース、勤務間インターバル導入コース及び職場意識改善コースに限る。）の支給を受けた中小企業事業主である必要があるため、提案時にはセット提案していく必要があります。
②キャリアアップ助成金 正社員化コース
有期契約労働者等を正規雇用労働者等に転換または直接雇用した場合に助成されるというものであり、有期契約労働者等のキャリアアップを推進する会社にとって活用したい助成金制度になります。
③時間外労働等改善助成金 勤務間インターバル導入コース
労働時間等の設定の改善を図り、過重労働の防止及び長時間労働の抑制に向け勤務間インターバルの導入に取り組んだ際に助成されるもので、労働時間の削減のために設備投資を行いたい会社にとって活用したい助成金です。
設備投資、就業規則、勤怠管理システムなどが助成されるので、セットで提案したい助成金制度です。
■助成金の成功事例
・本当に上手くいくのか
助成金を入り口商品にして、セットで何かを提案することは分かったけれど、本当に上手くいくのか気になるところですよね。
そこで、実際に提案して成功した事例として、勤務間インターバルコースを入り口商品とした提案があります。そこでは、勤怠管理システムを40社に180台導入し、同時に就業規則や、導入の説明会などを販売ができました。
■まとめ
・まずは何をすればいいのか
これらの取り組みをもうやり始めている事務所があるため、顧問先様への満足度アップや、新規獲得のために遅れないように提案していく必要があります。
そのためには、まず成功している事務所様の真似をしましょう。情報を集め、真似をすることからはじめることで、高いレベルからサービルをスタートさせることができます。そして、さらにはそこから自分の事務所のオリジナルサービスも生まれるかもしれません。
（株）船井総合研究所では、社労士事務所の皆様が活発に意見や情報交換ができる研究会（会員様数200事務所以上）、様々な事例からお客様にあったサービスや集客などについて個別にコンサルティングをさせていただく月次支援がございます。
もし、「新しく助成金をはじめたいがやり方が分からない」や「集客が上手くいかない」などのお悩みがございましたら気軽にお問い合わせください。
私どもは人事労務の観点から、社労士の皆様と共に明日のグレートカンパニーをつくっていきます。
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